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外来看護師がトリアージをする時の4つの注意点まとめ!一般外来でもトリアージをします!
外来看護師はトリアージをしなければいけません。外来看護師がトリアージをする場面やトリアージをする時の注意点をまとめました。
目次 [目次を隠す]
外来看護師がトリアージをするのは救急外来が多い
外来看護師はトリアージをする機会が多いのですが、まずは外来看護師が行うトリアージとは何かについて説明していきます。
トリアージとは患者さんの重症度に応じて、診察の優先順位をつけるものですね。災害時や多発事故などに行われるトリアージは「災害トリアージ」と呼ばれていますが、病院内で外来看護師が行うトリアージは「院内トリアージ」と呼ばれています。
外来看護師がトリアージをする機会が多いのは、救急外来です。救急外来では患者さんの重症度・緊急度が患者さんによって大きく異なります。
ウォークインの患者さんの中にも、緊急性が非常に高い人がいることがありますので、救急外来では看護師がトリアージをして、診察順を決める必要があります。
そうしないと、救える命を救えなくなってしまいますから。2012年の診療報酬改定では院内トリアージ実施料が加算されるようになり、積極的に院内トリアージをする救急外来が増えています。
外来看護師はトリアージを一般外来で行うことも
外来看護師はトリアージを救急外来ですることが多いですが、一般外来でも行うことがあります。一般外来では院内トリアージ実施料を加算できるわけではありません。
でも、一般外来でも患者さんによって重症度は異なりますよね。
一般外来でも、緊急性が高い患者さんはいます。それなのに、
という理由で外来看護師がトリアージをせずに、受付順に従って診察を進めていたら、待合室で患者さんが急変して、医師や看護師は大慌て。周囲の患者さんはドン引きという事態になりかねません。
ですから、一般外来でも看護師はトリアージをして、緊急性の高い患者さんを見逃さないようにしなければいけないのです。
外来看護師がトリアージをする時の4つの注意点
外来看護師がトリアージをする時には、4つのことに注意するようにしましょう。ここでは、全くトリアージをしていない外来を例にして、注意点をご紹介します。
部署全体でトリアージをすることを確認する
一般外来でもトリアージは必要ですが、まずは個人でトリアージをしたりしないようにしましょう。
あなた個人の判断でトリアージをして、もし患者さんからクレームがあった場合は、師長や病院はかばってくれないかもしれません。
ですから、トリアージをする時には、師長に「うちの外来でもトリアージをしたほうが良いと思います。」と提案してください。
具体的な事例を挙げてトリアージを提案すると、師長も前向きに考えてくれるはずです。
と思うかもしれませんが、トリアージをせずに待合室で急変&バタバタの苦労を考えると、トリアージをして平和に働いたほうが良いと思いませんか?
トリアージをすれば、外来で急変が起こるリスクはとても低くなりますので、あなた自身のためにも、トリアージを提案して、師長の許可を得てからトリアージをするようにしてください。
トリアージをする旨の貼り紙を貼っておく
部署全体でトリアージをしていくことが決まったら、何より先にすべきことは患者さんへの告知です。
トリアージして、緊急性・重症度に応じて診察の順番が前後する可能性があることを知らないと、「俺のほうが先に来ていたのに、なんで診察があとなんだ!」とクレームになるリスクがあります。
ですから、患者さんから目立つ場所に「トリアージで診察順が前後する可能性があります。」ということをポスターや貼り紙にして、貼っておくようにしましょう。
マニュアルを作る
一般外来でトリアージをする時には、その診療科に合わせたマニュアルを作ってください。ベテラン看護師さんは、マニュアルがなくてもその経験から正確にトリアージができると思います。
でも、新人看護師や若手看護師はそうはいきません。新人看護師でもベテラン看護師でも、それなりに同じレベルでトリアージできるようにしなければいけませんので、診療科に合ったマニュアル、その病院の患者層に合ったマニュアルを作るようにしましょう。
アンダートリアージよりもオーバートリアージ
一般外来でトリアージをするのって、緊張しますよね。特に、新人看護師さんや若手看護師さんは「間違ってトリアージをしたらどうしよう?」と不安になると思います。
そういう時は「アンダートリアージよりもオーバートリアージ」の意識でトリアージしましょう。
アンダートリアージとは実際の重症度よりも低く評価してしまうこと、オーバートリアージは実際よりも重症だと評価してしまうことです。
オーバートリアージなら、患者さんのリスクはありません。アンダートリアージをすると、逆に命の危険があります。
そのため、トリアージに自信がない時は、とりあえずは「アンダートリアージよりもオーバートリアージ」を意識するようにしましょう。
まとめ
外来看護師がトリアージをする場面やトリアージをする時の注意点をまとめました。救急外来だけでなく、一般外来でもトリアージをすることがあります。
そして、トリアージをすると、一見外来看護師の仕事が多くなるように思えますが、急変を未然に防ぐことができますので、長い目で見ると患者さんのためでもあり、自分のためにもなるのです。
一般外来でトリアージを積極的に導入している病院で働きたいなら、転職サイトを使うと良いですよ。
すでにトリアージを行っている病院の外来なら、マニュアルを作る必要がありませんし、トリアージのコツなどを先輩看護師から教えてもらえます。
一般外来でトリアージをしているかどうかは、担当コンサルタントが調べてくれますので、簡単にトリアージをしている外来の求人を見つけることができるんですよ!
執筆者情報
これからは外来で働こう! 編集部
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