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小児科外来の看護師|役割やメリット・デメリット、求人選びの注意点
小児科外来の看護師の役割やメリット・デメリット、求人選びの注意点をまとめました。小児科外来で働きたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次 [目次を隠す]
小児科外来の看護師の3つの役割
小児科の看護師の役割を3つ説明していきます。
診察をスムーズに進める
小児科の看護師の役割の1つ目は、診察をスムーズに進めることです。これは、ほかの診療科と基本的には同じなのですが、特に小児科では看護師の重要な役割の1つになります。
なぜなら、小児科では患者が子供だからです。そのため、思ったように診察が進まないことがあります。
例えば、呼吸音を聴診する時、大人だったら何も言わなくても深呼吸してくれますが、子供は突然泣き出したり、話し出したりします。
そのため、子供が泣かないように、しかも医師が診察しやすいように、小児科の看護師は子どもをあやしつつ、体位を調整したり、医師の介助をしたりしていく必要があります。
保護者への対応
小児科の看護師の役割の2つ目は、保護者への対応です。小児科の患者の年齢は0~15歳です。そのため、ほぼ100%の確率で、患者の子供の診察に親が付き添います。
病状の説明や自宅療養の指導などは、保護者へすることが多いので、小児科の看護師は保護者へ対応することも重要な役割なのです。
特に、子供が病気だと保護者は心配で心配で取り乱したり、混乱することも多いので、小児科の看護師は患者の子供だけでなく、保護者へのケアも大切なんですね。
親子関係の観察
小児科の看護師の役割の3つ目は、親子関係の観察です。
小児科の疾患の中には、親子関係の歪みが引き金になったり、親がその疾患の悪化の一因になったりしていることがあります。
たとえば、夜尿症はストレスが原因のこともあります。子供のストレスは親や家族に関係していることが多いのです。
そのほか、アレルギーや感染症なども、親の理解力や親の子供への接し方などが療養中のポイントになることが多いので、看護師は待合室や診察中の親子関係を観察し、それによって医師に報告したり、療養の指導方法などを変えていかなくてはいけません。
小児科外来の看護師の3つのメリット
小児科外来の看護師のメリットを3つご紹介します。
子供と接することができる
小児科外来の看護師のメリットの1つ目は、子供に接することができることです。小児科外来では、患者が子供だけですから、子供と接しながら働くことができます。
子どもが好きな看護師さんにとっては、大変なことも多いですが、癒されたり、楽しいことも多い職場と言えるかもしれませんね。
幅広いスキルを身につけられる
小児科外来の看護師のメリットの2つ目は、幅広いスキルを身につけられることです。規模が大きい大病院ならともかく、基本的に小児科は「小児科」だけで外科や内科に分かれていません。
そのため、小児科では外科の疾患も内科の疾患も診療することになります。そのため、小児科外来で働くと、幅広いスキルを身につけられるのです。
子育て経験を活かせる
小児科外来の看護師のメリットの3つ目は、子育て経験を活かせることです。子育て経験がある看護師さんは、子供の扱いに慣れていますので、その経験を仕事に活かすことができます。
子育て経験がない看護師さんは、小児科外来で働くと、その経験を将来、子供を持った時に活かすことができますね。
小児科外来の看護師のデメリット
小児科外来の看護師のデメリットは何でしょうか?デメリットを2つご紹介します。
保護者にストレスを感じることがある
小児科外来の看護師のデメリットの1つ目は、保護者にストレスを感じることがあることです。自分の子供が病気になったら、心配でたまらないのは当たり前のことです。
でも、あまりに心配で取り乱したり、ちょっとのことで看護師にクレームを言ってくることがあります。注射をしたときに子供が泣き出すのは当たり前ですよね。
でも、「ちょっと!泣いてるじゃない!あなた、注射が下手なんじゃないの!?」のように文句を言ってくることもあります。
そのため、小児科外来では保護者の対応に時間を取られたり、保護者に振り回されることもあるので、精神的に疲れてしまうのです。
思うように仕事が進まないことも
小児科外来の看護師のデメリットの2つ目は、思うように仕事が進まないことがあることです。大人の患者さんは痛みを伴う治療でも、我慢してくれますよね。
でも、小児科ではそういうわけにはいきません。泣き叫んだり、逃げ出したりすることもあります。
また、思うようにコミュニケーションが取れない、どのような症状なのかわからないなどのことがあり、診察が思うように進まないこともあるんです。
思うように仕事が進まないと、精神的にイライラしてしまいますし、時間の無駄が多くなりますので、残業も多くなってしまいます。
小児科外来の看護師求人選びの4つの注意点
小児科外来の看護師の求人選びの注意点を4つご紹介します。この3つに気をつけて、小児科外来を選ぶと、希望に合った小児科外来で働くことができるはずです。
特殊外来はあるか、どのような特殊外来があるかは求人選びで重要
小児科外来の看護師求人選びの注意点、1つ目は特殊外来があるかどうかです。
小児科の中には、一般外来のほかに、アレルギー外来や夜尿症外来、循環器外来などの特殊外来を持っているところがあります。
このような特殊外来は、それだけ専門的な治療を行っていますので、その分野でスキルアップすることができます。
もちろん、特殊外来と言っても病院によって様々ですので、どのような特殊外来があるのかも確認しておきましょう。
小児科の外来求人を選ぶなら、残業時間も確認しておこう!
小児科外来の看護師求人を選ぶ時には、残業時間を確認しておきましょう。
小児科外来は、どうしても診察が思うように進まないことが多いので、ほかの診療科の外来に比べると残業が多めなのです。
また、たとえ受付時間が過ぎていても、駆け込んできた患者さんがいたら、大人の場合は「救急外来へいってください」と言えても、子供の場合はそれができないこともありますよね。
外来で働きたい看護師さんは、できるだけ残業したくない、残業ができないという人が多いと思うので、月平均の残業時間は必ず確認しておくようにしましょう。
予約診療かどうかも、小児科外来の求人選びでは大切
小児科外来の看護師求人を選ぶ時には、予約診療かどうかも重要な注意点です。
予約診療だと残業が少ないという理由もあるのですが、予約診療の小児科は重症度・専門度が高いという理由もあります。
予約診療の小児科は、一般的な小児科クリニックや小規模病院の小児科外来では診察できないほど重症の疑いがある子供や専門性が高く珍しい疾患を診察します。
そのため、予約診療の小児科で働くと、小児科外来の中でも最先端の医療を経験することができるのです。
求人を選ぶ時には、小児専門病院かどうかをチェック!
小児科外来の求人を選ぶ時には、小児専門病院の外来かどうかもチェックしてください。小児専門病院は、小児の総合病院ですので、一般の総合病院のように診療科が細かく分かれています。
それぞれの診療科で最先端の医療が行われていて、小児がんの患者も多いです。
小児専門病院は病院数が多くなく、外来求人は少なめですが、小児看護を極めたい人は、小児専門病院の外来で働くと良いでしょう。
まとめ
小児科外来の看護師の役割やメリット・デメリット、求人選びの注意点をまとめました。小児科外来で働きたい看護師さんは、転職サイトを使うと良いですよ。
転職サイトなら、担当コンサルタントが、求人選びの4つの注意点を細かく調べてくれます。小児専門病院の外来求人も扱っていますし、総合病院の場合は担当コンサルタントが配属交渉をしてくれますので、小児科外来に配属になることができるんです。
執筆者情報
これからは外来で働こう! 編集部
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